暑さの中、そろそろ涼しい風が吹き始める立秋の涼風至(すずかぜいたる)ころ。夏を忘れさせてくれる涼やかな生花「木の器のパラレルアレンジ教室」を開催しました。講師にお呼びしたのは、オーダースタイル・フラワーアトリエ「Branch.」オーナーの日永田綾子さん。フラワーアレンジに加えて、新しい「パラレル」という技法についても教えてくださいました。
「パラレル」とは「並行」という意味。花器に対して直線に活けていくアレンジのことを言うのだそう。
今回は、その土台となる花器作りから。まずオアシスの側面の大きい面を2枚の板で囲んでいきます。小さい面を厚紙の和紙で囲み、板と和紙を赤い紐でくるっと結んで固定したら、土台が完成!
和モダンな花器が出来上がったら、季節の花々を活けていきます。アレンジは、並行がポイント。まずはベースとなる2種類のグリーンを活けるところからスタートです。縦のラインを強調するグリーンと、くるくるとした葉っぱがかわいいグリーン。どちらも花を引き立ててくれる存在になりそうです。
グリーンを配したら、ピンクにイエロー、むらきの花…と次々にあしらっていきます。小さい花に、ボンボンのような花、つぼみ…と花の形も色々。みなさん、全体のバランスを考えながら、どのくらいの位置にどの花を活けるか、楽しく悩みながらアレンジされていました。
並行にバランスを保ちながらリズム良く活けていけば、木の器のパラレルアレンジの完成!手作り感あふれる和モダンなフラワーアレンジに仕上がりました。色とりどりの花々とグリーンがまっすぐに伸び、まるで小さなお庭のよう。みなさんも、自然の恵に触れられて、とても生き生きとした笑顔をされていました。
完成した後は、ティータイム。クッキーをお供に、ゆったりとくつろぎながらおしゃべりをしたり、アンケートを書いていただきました。
フラワーアレンジをお持ち帰りいただくためバッグに入れると、花や緑であふれていた華やかな会場が一転、落ち着いた雰囲気に。それでも会場は自然の香りでいっぱいで、みなさんも満たされた気分になったのではないでしょうか?
今後も暮らしと心を豊かにする様々な企画をご用意しておりますので、ご興味のある講座があればぜひご参加ください。みなさんとお会いできる日を心より楽しみにしております。
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